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国歌斉唱
同じ事柄に対しても、各新聞の社説の主張が全く違うのは面白い。
先日の卒業式で、国歌斉唱時に起立しなかった東京都の教職員が戒告などの処分を受けたそうだ。今日の各紙の社説で、対照的な内容のものがあったので、一部を紹介する。まずは朝日新聞。
次に読売新聞はどうかと言うと、
これだけ見解が分かれていること自体は面白いと思う。
ここからは個人的な意見だが、近年、教育委員会は国歌斉唱に対して、教職員に強制するような通達を出しているようであるが、俺はこれには反対である。
「日の丸」および「君が代」が(歴史的に)天皇をあらわしていることは明らかである。その象徴に対し、個々が、それぞれの感情を持っていることは事実だし、そのことを誰も否定することはできない。それを強制し、従わないものを罰するのは、権力による思想の自由の束縛としか思えない。独裁国家さながらの暴挙である。教育現場で民主主義が否定されている。
そこまで、強制したいのなら、国歌、国旗を変えるべきだった。誰もが気持ちよく賛成できるような。同じ第2次世界大戦敗戦国のドイツでは、国旗であったナチスのハーケンクロイツを捨て、ワイマール体制時の国旗に戻した。国歌も、ナチス時代の国家主義的な歌詞をやめ、そのような内容が含まれていない3番の歌詞のみを歌っていると言う。
特に朝日新聞の社説には、次のようなことも書かれている。
自分が歌わないと先生が処分されるかもしれない。3年間勉強や体育を教えてくれた先生が国歌斉唱で立ち上がらなかったといって、処分される。そうした卒業式を味わった生徒たちは大人たちをどう思うだろうか。国旗や国歌に愛着を持つだろうか。
この件に関しては、俺は朝日新聞の社説を支持する。今回は、思わず政治的な内容となってしまったが、最近見られる、「流行としてのプチナショナリズム」が権力者に利用され、表現・思想の自由に死をもたらさぬことを切に願う。
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