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年金未納者

江角マキコの年金未納が発覚したことは記憶に新しい。最近、年金未納者の増加が問題となっている。未納者の言い分として「年金制度が信頼できない」とか「将来もらえるか分からない年金を払う気にならない」といったコメントを聞く。

そういうコメントに触れる度に思うのだが、これって、かなり甘えてはいないだろうか。苦学生で、年金が今払えない、と言うのならまだ話は分かる。そのような者には保険料支払いの猶予といった制度もある。しかし、職を得て働いている人々は、正社員であろうがフリーターであろうが、生産性があり社会人であることは変わりはない。まずは納付するべきだ。

そもそも、年金の支払いは国民の義務である(国民年金法第88条、保険料の納付義務)。現状を見ると、確かに将来の不安はあるかもしれない。だから、政府も与野党を含めいろんな改革案を提示している。でもその前に、納付されるべき年金が予定どおり納付されなければ、適正な改革案も立てられなくなるのではないか。先日のイラクの邦人人質事件で被害者に対して「個人の勝手な行動のおかげで政府の施策を揺るがすのはけしからん」という非難が噴出したが、これはむしろ政府の年金改革の障害となっている年金未納者に対してあてはめるべき道理だ。

納付を怠っている人々は、自分が年金受給できる時期が訪れた時の生活設計をすでに行っているのか、という点も疑問である。結局、今払うお金が惜しかったり、払いに行くのが面倒だったり、といった程度の認識ではないか、と想像したりもする。もし、納付を拒否している世代(自分と重なるので恐ろしいが)が年金を受給できる歳になり、何も収入がなかったら。そして、それなりの準備をしていなかったら。死ぬ直前まで、若い頃と同じように労働して食いつないでいく自信があるのだろうか?それだけの覚悟があるのだろうか?俺には、それだけの自覚と自負は彼らのコメントからは見えてこない。彼らの尻拭いをするのは、正直に年金を払い続けてきた人々になるのではないか。

これこそ、「自己責任」が問われる問題だと思うのだが。

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このページは、keitaroが2004年4月20日 22:35に書いたブログ記事です。

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