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お犬様と狂犬病

飼い犬の狂犬病の予防接種率が50%を切ったという。どうやら、ペットブームに乗って犬を飼い始めた人が多いが、反面、狂犬病に対する意識が薄いようだ。

飼い犬への接種が義務づけられている狂犬病ワクチンの接種率が、5割を切ったとみられることが、厚生労働省研究班の推計でわかった。ペットブームで、ワクチン接種への意識が低い人にも飼育が広がっていることなどが背景となっている。狂犬病は哺乳(ほにゅう)類に広く感染し、不法輸入された動物などを通じて持ち込まれる可能性があるため、厚労省は改めて接種を呼びかけている。(4/27 朝日新聞)

狂犬病とは狂犬病ウィルスによって引き起こされる病気で、犬だけでなく人間にも感染する。一度発病すると致死率は100%(参考:殺人病ファイル/日経BP)という恐ろしい病気である。インドでは一年間に5万人もの死者が出ているそうだ。

幼少時犬を飼っていた頃は、保健所に登録するのは当たり前だと思っていたし(玄関に登録済みのシールを貼っていた)、子供ながらに狂犬病について冗談半分で話していたりした。これほどまで社会的な意識が低下したり、登録や接種の存在すら知らないという知識不足が蔓延しているのか。

登録と接種は法律(狂犬病予防法)で定められている義務である。狂犬病の流行ともなれば、SARSなどと同じように保健上大きな問題となる事柄だ。アジアを旅行するときのように、野良犬を見ると狂犬病の恐怖で緊張するような社会になるのはまっぴらだ。

意識や知識を啓蒙することも大切であるし、ペットを購入時に登録と接種を義務付けるなどといった対策も必要だと思う。意識の低い人々に実感を与える一番手っ取り早い方法は、一度日本で狂犬病感染者が出ること。登録接種率の急増は間違いなしである。ただ、一度被害者が出ないと事の大きさを実感できないというのはいささか幼稚ではあるが。

登録をするということは、家族の一員として一生犬の世話を見るということを表明し、覚悟する意味合いもある。ペットブームと機を同じくして動物を虐待する人々が目立ってきた。登録率および接種率の減少と動物を粗末に扱う問題は、深層で繋がっている気がする。

犬の登録および狂犬病予防接種は3000円程度とのこと。何十万円もするお犬様を平気で買い求める人がいるならば、安いものだと思うのだが。

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日本では犬は年々増加傾向にあり、2004年現在1,200万頭の犬がいると推定されている。そのうち、約50%の犬が毎年予防注射をしていて、50†60頭が副作用で死亡しているとのこと。注射後の食欲不振は副作用などもあり、体調不良な犬は死ぬこともあるそうだ。... 続きを読む

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このページは、keitaroが2004年4月27日 12:02に書いたブログ記事です。

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