« 続・年金未納者 | ホーム | 焼酎ブーム考 »

「自己責任」論のリバウンド

ここでも何度か触れたが、一時期、イラクでの邦人誘拐事件被害者に対し、「自己責任」論を主張するという一種のバッシングがあった。テレビのコメンテーターや政治家から市井の人々まで、(日本国民の半分以上の)いろんな人種が異口同音にこの言葉を叫んでいた。

ところが最近、この論調がやっと落ち着いてきたかと思うと、今度は彼らの擁護論が目立つように感じる。日本国内の識者やメディアの中には初めから擁護を唱えていたものもあるが、擁護の論調が目立ってきたのは、海外のメディアが日本で巻き起こっている自己責任論を批判的に伝えたり、後に誘拐された2人の邦人の記者会見があったりしてから、という気がする。

敢えてうがった見方をする。一部の日本のメディアでコメントするような人々は、人質解放当時はセンセーショナルな自己責任論に走りウケを狙う。一旦、それが世論に広まると今度は彼らを擁護するような反対の発言をし、またウケを狙っているのではなかろうか。そして、彼らの発言に世論も流されているのではなかろうか。私が思うに、しばらくすると一般の擁護派の数も盛り返してくるだろう(しばらくして、誰かもう一度世論調査をしてくれないだろうか)。

これも一種のブームだ。ブームに乗りやすい日本人の性格を表しているみたいで、ある意味、面白い。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://keitaro.krbys.net/mt5/mt-tb.cgi/95

コメントする

このブログ記事について

このページは、keitaroが2004年4月30日 23:54に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「続・年金未納者」です。

次のブログ記事は「焼酎ブーム考」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。