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2度目の訪朝
小泉首相が2度目の訪朝。拉致被害者の家族5人が帰国した。喜ばしいことだ。ただ、今回の首相の訪朝には気になるところがあった。
現時点で気になったところというのは、交渉が午前中の1時間半であっさりと終わったということ。その短時間の中で、5人の帰国と、さらに(国際機関を通じての)食料および医薬品の人道支援を約束してきたということだ。
予め結果がわかっていたデキレースの様相。支援と引き換えに5人を帰してきてもらったようなものだ。とても簡単にこっちの持ち駒を使ったような気がする。「経済制裁をしない」と確約したこともちょっと安易過ぎるのではないか。さらに10人の行方不明者がいるが、再調査の期限も決まっていない。もっと時間をかけてじっくり交渉することはできなかったのか。
今回の訪朝は、こちらがちょっと腰が引けていた印象を受ける。簡単に支援・友好を持ち出した。友好関係を結ぶのは将来の国交正常化に向けて重要ではあるが、まず拉致および核疑惑の解明が先決ではないのか。彼らは我々の同胞を誘拐した上、さらに我々に銃口を向けようとしている。もっと毅然とした態度で臨んでもよかったのではないか。
首相はとりあえずの成果が欲しかったのではないか、という見方もできる。タイミング的にも、自身の年金未加入問題で盛り上がりつつあるなかでの訪朝。拉致問題を政治の道具として都合よく使っているとすれば、政治家として信じられないことだ。
とはいえ、今回の成果に一定の評価をあたえることはできる。年金未加入の話題も矛先をそらすことができたし支持率も多少は上がるだろう。パフォーマンス政治は健在だ。
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