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魔法のオリーブオイル

先日、ミラノに仕事で行った際に、勢いでつい買ってしまった超高級オリーブオイル。実はこれ一本で30ユーロ。3000円くらいのお土産ならいいや、と軽い気持ちで買ったのだが、よくよく計算してみると5000円ちょい(1ユーロ140円くらい)。はっきり言って買ったときは後悔した俺である。

後悔した瞬間に、「やっぱりせめて小さいサイズに替えてもらおう」と思い立ち、すぐに店に戻ったが、なんと真昼間なのにさっきまで開いていた店はシャッターを閉めていたのである。そう、ここはイタリア。シエスタという昼休みの習慣があるのである。

「なんでオリーブオイル一本にこんな大金をつぎ込んでしまったのだろう」と自分のアホさ加減を身にしみながら帰国したのであった。

ところで、このオイル、底のほうにすこーしオリのようなものが溜まっている。きっと高級オイルはこういうものなのだ、とそのときは気にしなかった。そして、ふたを開けてみると、オリーブオイルらしからぬなんとも食欲をそそる、にんにくの臭いに通じるような芳醇な香りがぷーんとしてきたのだ。「これはただのオリーブオイルではないぞ」と、炒めた野菜に振りかけてみると、なんともうまい。味付けには塩しか使っていないのに、「野菜炒めのもと」を振りかけたようにうまいのである。

これはおかしい。表示をよくよく見てみると「Condimento aromatizzato al tartufo bianco」と書かれてある。怪しい。イタリア語の知識が皆無な俺は、早速ネットで調べてみた。すると、なんと世にも貴重な白トリュフ入りのオリーブオイルということが発覚したのである!

なんでもトリュフには白と黒があるらしいのだが、白トリュフはイタリア北部でのみ取れる、超貴重なトリュフらしい。香りがものすごいとのこと。確かにすごい。ぷーんとすぐににおってくる。かといってにんにくのように後まで尾を引く香りではない。今までトリュフなんぞ食べたことがなかったので、「これがトリュフなのだ。しかも貴重な白トリュフなのだ」と、一気にグルメな気分になって、早速友人を呼びまくって自慢すべく、自宅で白トリュフパーティを開いた次第である。とはいっても、きのこパスタに振りかけて食しただけであるが。

余談ではあるが、この夜のパーティはなんとも食材が豪勢であった。白トリュフオイルに、パンにはエシレバター。カナダ帰りの友人はキングサーモンのスモーク(脂が乗っていて美味)を持参してきてくれ、それにはフランスから買ってきた酢漬けペッパーを添える。更にフランスから買ってきたAOCの白ワインを飲むわ、友人はナパワインを持ってくるわ。つまみは、世界3大青カビチーズのロックフォールである。

というわけで、朝の5時まで宴会は続いたのであった。

しかし、重ね重ね、白トリュフ入りオイルは魔法のオイルである。バカうま。使うのがもったいないが、酸化させるのももったいないので早く使うことにする。

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このページは、keitaroが2005年1月31日 23:05に書いたブログ記事です。

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