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欧州CL観戦でボロボロ

今回のミラノと、サッカーの欧州チャンピオンズリーグがばっちり重なってしまった。インテル-ポルトという好カード。これは行くしかない。ということで、当日券完売のためダフ屋でチケットを購入(言い値90ユーロから50ユーロまで交渉)。8万人収容のサンシーロスタジアムの241というセクション(2階席)。

1つ目の失敗。会場に着くのが遅すぎた。
2045キックオフなのに、その時間にスタジアムについてしまった。巨大なスタジアムからどよめきが聞こえる。いやがおうにも興奮してくる。早足でとりあえずスタジアムに駆け込む。

2つ目の失敗。入り口を間違えた。
スタジアムは8万人も入る、超巨大スタジアム。なのに、適当な入り口から入ってしまい、自分の席の正反対の場所に入ってしまった。スタジアムの2階席の周囲を回っている通路は、暴動を防ぐためか、ところどころで檻で仕切ってある。一応ちゃんとしたチケットを持っていれば鍵を開けて通してくれるみたいなのだが、時すでに遅し。檻周辺では興奮した(しかも酔っ払った)サポーターどもが半ば暴徒と化して、阿鼻叫喚と共に檻をゆすり続けていた。中には2mほどの高さのある檻を登って超えていくものもある。なんとも凄まじい雰囲気である。

3つ目の失敗。予約席に関するルールを知らなかった。
とりあえず、自分のセクションにたどり着いた。後は指定席なので、何とか席は取れるだろうと一安心。したのもつかの間。まず、立ち見の人で通路もいっぱいで、全く入っていくことができない。しかも、イタリア人は適当で、自分の席の方向を探していても、みんなばらばらなことを言うし、試合が始まったその時は、誰も他人のことはお構いなし。誰も教えてくれない。それでも何とか席を見つけてたどり着いたら、他人が座っている。どけといってもどかない。どうやら、一旦試合が始まると、予約が取り消されるのだそうだ。というわけで、今までの苦労は水の泡、立ち見客の一人と成り果ててしまったのである。

ここまでで、試合は前半20分ほど経過していた。仕方なく、通路に無理やり座り込んで観戦。

後半が始まっても状況は変わらず。あまりにも窮屈で足がプルプルしてきたので、下に見えるスペースに移動することにした。しかし、通路で座っている人も暴徒同然。何しろものすごい熱狂で、試合中に立とうもんなら、非難轟々。「試合が見えん、早く引っ込め」と言わんばかりに、ゴミは投げつけられるは、頭の上からナッツのカスをぶっ掛けられるはで、人としての尊厳を傷つけられるくらいのひどい仕打ちを受けた。

更に、下のスペースに移動して座ったところ、その後ろのオッサンが「見えないからどけ、どけ」と攻撃してくる。そんなところにインテルが点を入れたからもう大変である。周囲のどよめきと共に、貴重な得点シーンを見逃したオッサンは、「お前のせいで見逃したじゃねーか!」と血相を変えて俺に怒声を浴びせる。周囲の得点に沸くどよめきと、オッサンの俺に対する怒声との不思議なハーモニーである。そしてその次にそのオッサンが取った行動がすごかった。なんと床に座っている俺の上に、尻からでーんと乗ってきて、「お前がどかないから見逃したじゃねーか!こうしてやる!」と(おそらく)言いながら、尻で俺をぐいぐい押しはじめたのである。呆然の俺。このオッサン、子供か!

しばらくして、ほとぼりが冷めたのか、そのオッサンも反省したようで、笑顔で、「こっちに座れよ」と手招きしてくれた。正直、恐怖を感じてしまった。

と、ここまで、ほとんど試合には触れなかった。正直、試合よりも人々の常軌を逸した熱気のほうが印象に残っているが、試合は3対1でインテルの勝利。アドリアーノのハットトリックが出た。

しかし、イタリア人のサッカー熱って本当にすごい、と思った。そして、あんなに怒っていたオッサンが、次の瞬間に友好的にコロリと変わった様を見て、なんとなく「イタリア人と中国人って性格が似てる?!」と感じた。どちらもその時の自分の感情に素直に正直になれる人々なのかもしれない。

イタリアのサッカーは、余裕を持って行くべし。

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このページは、keitaroが2005年3月15日 21:29に書いたブログ記事です。

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