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硫黄島からの手紙

見てみた。興味あったので。奇しくも憲法記念日。9条改憲なんかの話題があがる昨今、この映画は結構強烈な印象で、戦争の出来る国になることのほうがむしろ非現実的で、現実にこのような状況になると、絶対に戦争に参加したくない、と改めて思わせる映画であった。

硫黄島からの手紙 期間限定版


アメリカ人監督(クリント・イーストウッド)というのも多分にあるとは思うが、最近よくある、戦争賛美の映画とはちょっと違った様相。特に印象に残ったのは、自決する場面が結構多かったこと。そして、自決する、という精神構造の異常さを感じさせる場面が多かったのである。

当時の考え方って、"精神力"さえあればなんでもできる、というような雰囲気があって、それがまた悲しいものがある。そして「いかにして敵に打撃を与えるか。やられそうになったらもう一度体制を立て直してやりなおそう。」というよりも、「自分は死ぬまで戦うのだ。最後は自決すれば報われる。」というような、いわゆる玉砕という考え。なんというか、総体的にみると非常に無駄で、かつ(表現は悪いが)自己満足的な思想にもむなしさを感じた。

自決のシーンってすごい恐怖感と異常性を感じたし、俺は絶対に嫌だと思った。アメリカ人監督が表現したシーンだけど、これってまさに欧米人が感じていた異常さで、現代の俺たちにも同様に感じられるものではなかろうか。そして、例えば俺たちが中東の自爆テロを異常に思う部分にも通じていると思う。また、当時はそういう状況に追い込まれるような社会思想であったのだろうし、自爆テロなんかもそうせざるを得ない悲しい状況があるのだと思う。

結局こういうのって、犠牲になるのは庶民であって、大本営にいる人間はその庶民を道具としてみているだけで、痛くもなんともないんだよな。

改憲を急ぐ、今の坊ちゃん首相に見てもらって感想を聞きてみたい映画。

関連ブログ
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このページは、keitaroが2007年5月 3日 22:02に書いたブログ記事です。

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